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大学職員に転職するためのアドバイス

Home > ブログ > ■02-2大学職員の労働環境(勤務体系)

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産休があたりまえの職場、辞めざるを得ない職場

先日、職員のひとりが産休に入るという知らせが入りました。
お世話になった方だったので、おめでたいなあと思っていました。

大学職員の場合、そうした制度が整っていることが多いです。

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前の職場は専門学校と書きましたが、少なくとも私の行っていた学校グループでは
よっぽどのことがない限り、産休や育休の取得は難しいです。
ほとんどが、出産ぎりぎりまで働いて、そして辞めていきます。
辞める方向にもっていかされます。

仮に産休がとれたとしても、前と同ポスト、同待遇なんて無理です。

「前と同じようなパフォーマンスができてないから給料はそれなりに」
と労働基準法を無視したことがまかり通ります。

最初から職員の人はあたりまえと思っていることも、
中小企業(みたいなもん)からきた者にとっては
とても恵まれているように思えます。
---


もちろん、今回休みを取られる方は、ものすごくスキルが高く、
労働意欲も高い方なので、ぜひがんばって元気な子供を産んで、
子育てして、帰ってきてほしいです。


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大学職員の夏休みは長いのか…2

 昨年は入りたてで余裕もあったのか、夏休みについて
とても一般的な記事を書いておりました。

【大学職員の夏休み】
http://uniad.blog.shinobi.jp/Entry/43/

休みについては、以前に書いたとおりです。
長いところもあるし、短いところもある。
概して企業よりは長いです。

もともとは、学生が休みの期間中、大学も業務がなくなってしまうので
しめていたことがあって、その名残かと思われます。

私のかかわっている部署は、いわゆる「法人系」なので、やることは
たくさんたくさんあります。

人が減り、やることの総量が変わらないので、負荷は増えます。

一部を除いて、みんな忙しく働いていることをわかってください。

ちょっと調子があまりあがらないので、ネガティブな記事がつづいてすいません...
夏があまり待ち遠しくないのはちょっと問題かも…


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専門職ともいえる匠の技

先日、「大学設置等に関する事務担当者説明会」に行ってきました。

大学の新設や学部の改組などには、認可申請か届出が必要で、
そのためには様々な書類を作ったり、取り寄せたりしなくてはなりません。
今回は、「いままでより審査が厳しくなるよ」といった趣旨でした。

内容はさておき、冒頭あいさつで次の3点に特に留意してほしいと
いった話がありました。(ひらたーく言い直してかなり割愛しています)

1 しっかり内容を練って完璧にしてから出しなさい
2 書類全体を通じて統一感のあるものにして出しなさい
3 言葉を大切に。同じことの説明なのに違う表現や内容にならないように
(説明会内容については、気が向いたらUPします)

この指摘ポイントって、いつも私が上司に言われていること
と、ほぼイコールなのです。

大学の書類は、企業に比べて言い回しや表現などに、かなり
こだわって作る必要があるということをこの1年で学びました。

そして、もとをたどっていくと、ココにそのルーツがあるんだと感じました。

さらに、これができる人は、ある意味「専門職」だな、とも感じています。

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大学は不況に強い産業か?

突然ですが、大学は不況に左右されにくい業態といえるでしょう。

・高校生の数は微減ながら想定できる範囲で推移。不景気の影響で進学できない者もでるが、奨学金の活用で自力で卒業することも可能。
・いったん学生が入学すれば、卒業するまでの四年間の収益見込がたつ。(逆に入学時にすでに赤字の場合は、四年間赤字が続く。
・教職員の人件費は景気に左右されない。もちろん為替の影響をうけない。


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大学職員はおもしろくない仕事なのか

最近ある掲示板で、
「大学職員なんてきまりきった事をこなすおもしろくない仕事だ」
といったカキコミを目にしました。

きまりきった?
おもしろくない?

とんでもない!!

大学職員は自分の創意工夫が活かしまくることができる職場です。
マーケットが小さくなり、大学を取り巻く環境がかわるなか、
去年と同じことを同じようにやっている所なんてありません。

中途採用の大学事務職員にかせられた使命も
「風」をおこすことにあります。

楽しくおもいっきりやっちゃいましょう

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大学職員の夏休み

学生のとき、夏休みはかなり長いという印象があるかもしれませんが、
今の学生の休みの長さは、(たとえば10年前と比べえると)若干短くなってるように
感じます。

夏の集中講義が入ってきたり、インターンシップの準備や語学研修なんやかんやで
夏休みの半分ぐらいはつぶれているような気がします。
(大学によって異なるので、学生の学年暦を見てください)

さまざまなイベントごとがあれば、それの準備が必要ということで
職員もそれなりに忙しく働いています。

ただし、大学によっては、昔ながらの勤務体系をひいているところも少なくありません。
8月に10日ぐらいしか出勤しないところもあれば、
様々なイベントごとの対応で夏こそ忙しい大学もあります。

休みは多いけど、やることも多い、夏休みの為に、夏前のこの時期は
残業することが多いって感じなところもあるでしょう。

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オープンキャンパスの開催日程と、休日出勤

夏が近づき、高校生の進路選びもいよいよ終盤に差し掛かっています。

さて、みなさんの応募される大学は、年間どれくらいのオープンキャンパスを実施していますか?

たいていの場合、オープンキャンパスは、高校生の都合がつけやすい土日や、
夏休みに行われます。

労働環境という視点でオープンキャンパスを捉えると、「土日出勤の可能性」を
示唆しているといえなくもありません。

一概には言えませんが、募集が苦しい学校のほうが
より多くの入試イベントを開催している傾向にあるのではないでしょうか。

そして、規模の小さい学校ほど、一人ひとりにかかる負担が増えるかと思います。
さらに、教員の理解/コンセンサスを得られている学校では、教員も一体となって
イベント運営に取り組みますが、教員と事務の連携がうまくはかれていない学校では
事務の負担がとても大きい傾向にあります。学生の活用度合いによっても
事務の持つ役割が変わってきます。

加えて、休日に出た出勤を振り返ることが出来るかどうか、によっても
労働環境が大きく変わります。

以上をまとめると…

・オープンキャンパスの日数は年間でどれくらいか
→ホームページなどでチェック可能

・事務と教務の連携はどれくらいか
→イベントスケジュール内で教員はどの程度関わっているか。
→校舎見学などで学生スタッフは活用されているか

・振り替えは取れているか
→こればっかりは、中の人に聞かないと分からないですね…

などが比較のポイントになるでしょう。



それに伴い、職員の夏休みの長さも大学によって千差万別ですから
注意してください。

せっかく 長い夏休みが取れる!と思って入ったら
20日連続勤務だったという人を知っていますので(笑)

(夏こそ忙しい大学もあれば、夏は早上がりする大学もあるので、マチマチですね)

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大学事務職員に残業はあるのか?

大学で事務職員しています。と話すと、かなりの確率で出てくるのが
「大学って残業あるの?」です。

答えは…「もちろんあります。」

労働環境としては特に会社と変わりありません。
むしろ近年、労働基準監督署が大手大学に目を光らせるくらい、
職員のサービス残業などが問題になっています。

大きく異なるのは、大手大学の場合は、個人で背負うような
営業目標的な数値管理はあまりないというところです。

むしろマクロ的な視点で大学を俯瞰する能力が求められているのではと
思います。

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専門学校と大学の違い

専門学校も大学も、高校を卒業した後の進路という点では同じです。
が、異なる点も多くあります。以下、私の主観ですので、間違っていても
苦情は受け付けません。

【使命】
大学の場合・・・教育・研究・社会貢献
専門学校は・・・主に教育(卒業後の即戦力)

【補助金】
大学の場合・・・あり(学納金以外からの収入がある)
専門学校は・・・なし(学納金以外からはほとんど収入がない)

【運動場】
大学の場合・・・必要あり(大学設置基準)
専門学校は・・・必要なし

【給与体系は】
大学の場合・・・規模にもよるが、古い大学はもともと公務員給与規定を基に大学の規定を作成
近年、多様な雇用体系を持つ。
専門学校は・・・公務員に順ずるところもあれば、一族による経営などで明確な給与規定がない場合もある。
来年の昇給がいくらなのか読めない学校も…
【学生募集】
大学の場合・・・地方・小規模大学は苦戦/私学なら上位30大学ぐらいで寡占化が進む
専門学校は・・・少子化と大学マーケットの広がりで、専門学校志望者が減少中

【職員の役割】
大学の場合・・・広く・浅く・確実に
専門学校は・・・広く・一生懸命に・早く

【他校との連携】
大学の場合・・・ゆるやかな地域連携/研修などが盛ん(コンソーシアムなど)
専門学校は・・・同分野他校は敵(新聞の連合広告などで同分野が出るのを嫌ったり…)

どちらも同じ私学共済が使える身分ですが、こんな感じで違うと思うのです。

あくまで私の主観ですので、あまり深く考えないでくださいね。

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