2008/07/12 Category : ■02:情報収集 大学全入時代はまだまだ遠い。でも定員割れの大学はたくさんある よく18歳人口が減って、大学の経営も大変だ!というたぐいの話を聞きます。 前にも書きましたが、18歳人口は、今は下げ止まっているのです。 それどころか、大学志願者数は年々増えているのです。 これは、さまざまな進路がある中で、大学の進学率が上がってきているからなのです。 ざっくりと学校基本調査をもとに、大学進学率をふりかえると、 1960年ごろ→10%台(10人に一人が大学生) 1990年ごろ→20%台(5人に一人が大学生) 2007年ごろ→47%(2人に一人が大学生) となってきています。 (詳しい資料は文部科学省の「学校基本調査」を見ればわかるのですが、 今はちょうどてもとにあった表を基にざっくりとで書きました。) 一方、定員割れの大学も多くなってきております。 2007年には4割の大学が定員割れとなっており、非常の厳しい局面に たたされています。 中でも規模の小さい大学で、ほかとの差別化(その大学独自の特徴)を だしきれないところは、非常に厳しい戦いを強いられています。 ネームバリューのある大学は、学部新増設などで面を広げていくことで 一定規模の学生を確保する(もしくは拡大していく)という方策を採って おります。 受験生の数自体をあつめるのに必死な大学もあれば、 より質の高い学生を集めるのに必死なところもあります。 目の前の課題をなんとかしなければ倒産寸前のところもあれば、 18歳が下げとまっている今に将来の布石を打つ余裕のある 所もある。 規模や層によっても中途採用の大学職員に求められる課題は 大きく異なるといえるでしょう。 [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword