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大学職員に転職するためのアドバイス

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週刊東洋経済 本当に強い大学ランキング 2010 などの特集が組まれるのは何故か?

昨日発売の週刊東洋経済に、「本当に強い大学2010」特集が掲載されています。同誌では毎年この時期に、同じ企画をおこなっており、おなじみとなっています。
 先月は、週刊ダイヤモンドが大学特集をしていましたし、年間通すと、朝日新聞「大学ランキング」読売新聞「大学の実力」などビジネス誌や新聞などで多数の大学関連企画があります。何故こんなに独自調査が多いのでしょうか。


1)注目されているから

偏差値以外の各指標は、長いことあまり比べられることはありませんでしたが、近年、大学全入時代ごろから、高等教育に対して再度注目されるようになり、さまざまな角度から比べるようになりました。
等身大の身の丈にあったまっとうな数字を出す大学と、少し大風呂敷を広げる大学とがありますが、それは中の人でもなかなか事情はわかりません。

2)大学がおいしい営業先だから

調査をすればどこかしら弱い部分が出てきます。それを補完するためには何かしなくてはいけません。手っ取り早いのは「うちは~~してますよ」と 広告をうつこと。
また、項目をあげるためのコンサルタントやより詳しい調査まで入れるかもしれません。
営業サイドからみると、一旦口座を開けてしまえば、あとはロジカルをしっかりと組み立てて、足で稼ぐ営業スタイルでがっつり稼げるでしよう!!


私は、夏のオープンキャンパスの告知中吊りの多いことに疑問を持っています。7~8月は、広告代理店にノセられた(言い過ぎ?)大学たちがいっせいに中吊りしています。ちょっと言葉はきついですが、中吊りのメインターゲットはビジネスパーソン、オープンキャンパスの集客対象は高校生、直接反響の取れない、しかもビジネスパーソン対象の媒体である中吊に費用分の価値があるか甚だ疑問です。直接反響の取れる手段はなんぼでもありますし、間接的にも対象年代の生徒の認知率を上げる作戦もなんぼでもあります。でもクライアントが知らない限り提案のしようがありません。



この例だけでなく、代理店にとっては単価が高い媒体の売れにくい時期ものが正価ベースで売れる可能性のある、おいしい営業先と言えるでしょう。その業者の掛け率がいくら、とか、業界慣習でいくらまでがリミット、とか、調べようとはしませんから、「これが○○大学さんの特別価格で・・・」とでも言っておけばすぐに取れますよ。

最初の穴さえあけてしまえば、けっこう落としやすいターゲットだと思います。営業トークもそんなに変えなくてもほかに使えますよ。

大学職員側からこんなことを言ってはいかんのかもしれません。逆説的にお金を大事にしなきゃと、自戒の念をこめて言っています。
私立大学の場合、学費は4年間で400万以上、高級車と同じくらいもらっているわけで、その費用を精査して使わないとバチがあたると思います。

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週刊東洋経済 本当に強い大学 から考える

本日発売の週刊東洋経済で、「本当に強い大学2010」という特集が組まれています。この手の調査としては古いほうで、外部からその大学がどのようにみられているか、を考えるひとつの指標になります。
卒業生の立場からは、「なんでうちがこの項目で出てこないねん」とか、「おぉ~頑張ってるね~」とか、いろいろ思いをはせながら見るでしょう。
実は一番うるさいのは学内の人間で、自分(の大学)がどのように見られているのか、なんでそう見られたのか、掲載されてからいろいろ言ってきます。
じっくりいろんな調査・ランキングを見ていると、大学によっては同じ項目でも調査によって数字が変わることもあります。回答する部署により根拠資料が異なったりするためでしょうか。そのあたり企業よりずさんです。



明日は、最近大学関連の特集が増えている背景を考察したいと思います。

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廃校の影は忍び寄らない?

昨日の記事で、大学の募集停止のニュースが増えている旨を書きました。

私立大学の半分以上が定員割れをおこしているということも書きました。

言い換えると、私立大学の半分以上が営業目標未達だ、ということになります。
でも、つぶれているところは、数えるほどしかありません。

なぜでしょうか????ここに転職先としてのメリットがあるかもしれません。

1)収益が上げやすい組織である
  学生ひとりあたり約100万円×4年は400万円。
  ひとりあたりの単価が高く、材料費もかかりません。
  かかるのは、教職員の人件費ですが、抑えようと思ったら、
  非常勤や嘱託などで抑えることができます。

2)なかなかつぶれない
  会計基準が一般企業と異なるため、企業でいうギリギリのラインを
  超えていてもなお運営ができてしまいます。
  フローだけなんとか賄うことができれば、かなりの火の車でも運営は
  可能ですし、いざとなったときの借り入れも比較的スムーズです。(主観)

そういう組織だからこそ、自分が行って、立て直すことができれば・・・
結構ドリームですね!!

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私大の半分が定員割れ、忍び寄る廃校の影


ここ最近、小規模私立大学が募集停止となるニュースが続いています。

産経新聞より抜粋
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私大の半数が定員割れ 「在学中に廃校になったら…」不安の声

6月15日14時57分配信 産経新聞
 少子化で18歳人口が減少し、定員割れの私立大が半数近くに上るなど、厳しい運営を迫られる大学が少なくない。「大学全入時代」の到来で希望すればだれでも大学生になれる一方、学生の獲得競争に敗れて淘汰(とうた)され、廃校が決まった大学の学生からは、「留年や休学して在学途中で大学がなくなったら、どうすればいいのか」と不安の声が上がっている。

 文部科学省によると、4年制の私立大は平成20年度で591校あり、2年度の372校から約1・6倍も増加した。しかし、日本私立学校振興・共済事業団の20年度調査では、定員割れした私立大は約半数の266校に上った。このうち、29校は定員の半数にも満たなかった。

 定員割れの大学は、地域別では北関東や北陸、中国、四国地方で多く、学生数では800人未満が目立つという。都心の大規模校に学生が集中し、地方の小規模校ほど厳しい運営を迫られるという「二極化」の実態も浮かんでいる。

 今回、募集を停止した三重中京大の担当者は「今、募集停止しないと在学生の教育も十分にできなくなってしまう危機感があった」と明かす。聖トマス大でも12年度以降、定員割れが続き、累積赤字は20億円に上っているという。

 一方、学生の側も廃校を念頭に置いた募集停止に、不安を隠せない。「学生や保護者向けの説明会を何度も開いてきたが、学生からは『留学や休学したときどうなるのか』『他大学への転学などはできるのか』といった声が多い」と三重中京大広報課。

 「消える大学 残る大学」の著者、諸星裕・桜美林大学教授は「1万人規模の大学は60校ほどしかないが、それが学生の半分ぐらいを取ってしまい、残り半分を500校近くで取り合うのが実態で、淘汰は仕方がない」と説明。

 今後について「地方大、女子大、小規模大、単科大の順に危なくなるだろう。運営の厳しい大学は、18~22歳層ではなく、地域や社会人に活路を求めていくしかないのでは」と指摘している。

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18歳の人口は、以前にも述べたとおりあと10年ぐらいは同水準で推移します。
大学進学率も、微増しています。
そんな中、私立大学の約半分は定員割れをおこしているという事実。

自分が就職しようとしている大学が、定員割れをおこしているかどうかは
すぐわかりますから、調べてみる価値はあります。

一般企業から大学職員への転職は、珍しくありませんが、
大学職員から一般職員へは、なかなか難しいでしょう。

世間の持つ大学職員のイメージから、「のんびりと働いている」という先入観で
見られからです。(もちろん、本当に忙しい大学職員は企業人より働いていることを私は知っています。)

一般企業から転職する際は、「片道切符」だと思ったほうがいいとおもいます。
だからこそ、生き残る大学を選んで転職してください。

(または、あなたの手で生き残らせてください)

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組合のページをチェックする

一風変わった情報収集の方法を紹介します。

それは、希望する大学(もしくは、その地区)の
組合のホームページです。

(私大教連系なども含む)

労組間で問題になっている事項や、年齢別のモデル賃金などが
わかる場合もあります。

データがpdfで張り付けてあることが多く、
検索に引っかからないことが多いです。
まずはサイトを見つけて、自力で探すことになりそうです。

余談ですが、組合加入率は大学によってかなり差があります。

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47%が定員割れ+それ以外も元データから考える


この事業団の資料ですが、私学共済のHPに毎年掲載されています。

日本私立学校振興・共済事業団 私学振興事業本部
今なら「更新情報」のところから入るのが一番早いでしょう。

規模別/地域別/分野別 など、 さまざまな角度から
統計を取ったデータ(グラフ)が掲載されています。

自分が受けようとする大学の規模・地域・分野なども総合的に
判断して、受験の可否を検討したり、今後の規模政策をどのように
考えるのかの材料に使ったりと、いろいろ使い勝手はいいと
思います。

新聞記事の論拠となっているデータを探してみて、
「自分なら、どう分析するか」
と考えてみたりしながら、空いた時間に眺めてみてください。

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大学全入時代はまだまだ遠い。でも定員割れの大学はたくさんある

よく18歳人口が減って、大学の経営も大変だ!というたぐいの話を聞きます。

前にも書きましたが、18歳人口は、今は下げ止まっているのです。

それどころか、大学志願者数は年々増えているのです。
これは、さまざまな進路がある中で、大学の進学率が上がってきているからなのです。

ざっくりと学校基本調査をもとに、大学進学率をふりかえると、

1960年ごろ→10%台(10人に一人が大学生)
1990年ごろ→20%台(5人に一人が大学生)
2007年ごろ→47%(2人に一人が大学生)

となってきています。
(詳しい資料は文部科学省の「学校基本調査」を見ればわかるのですが、
今はちょうどてもとにあった表を基にざっくりとで書きました。)

一方、定員割れの大学も多くなってきております。
2007年には4割の大学が定員割れとなっており、非常の厳しい局面に
たたされています。

中でも規模の小さい大学で、ほかとの差別化(その大学独自の特徴)を
だしきれないところは、非常に厳しい戦いを強いられています。

ネームバリューのある大学は、学部新増設などで面を広げていくことで
一定規模の学生を確保する(もしくは拡大していく)という方策を採って
おります。

受験生の数自体をあつめるのに必死な大学もあれば、
より質の高い学生を集めるのに必死なところもあります。

目の前の課題をなんとかしなければ倒産寸前のところもあれば、
18歳が下げとまっている今に将来の布石を打つ余裕のある
所もある。


規模や層によっても中途採用の大学職員に求められる課題は
大きく異なるといえるでしょう。

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大学事務職員の求人情報を探す

大学職員を中途採用で目指す方へ

さて、そもそも、大学職員の採用情報なんてドコにあるんだろう?と
思われるかもしれません。
私の場合は、

1)新聞の日曜日求人情報をくまなく見る
特に朝日新聞に多いようです。

2)「大学職員への道」というサイトで確認する

という方法で探しました。

・大学職員への道は超有名サイトですから、受ける人はみんなチェックしてると
思います。過去の試験内容なども掲示板から確認できます。

求人サイトなどを「学校法人」で検索する手もありますが、大手サイトは
掲載料が高いのであまり多くは掲載されて無いように感じます。

居住されている地域から通える範囲からで探す場合は、新聞が一番手堅いのでは?
と思います。

あとひとつ。受けたい大学の「採用情報」を定期的に確認しておくこと。
募集をかければすぐに集まる大学であればあるほど(人気が高い大学ほど)
いつのまにか募集が終わっていた!ってくらい
ひっそりと募集している気がします。
新聞告知も、1~2回、こっそりとやっておしまいって感じで…。
(それでも倍率100倍とかでるのがすごいけど。)

大学公式サイトに採用情報hはどこよりも早くUPされますから、
受けたい大学を絞って定期的に見てはいかがでしょうか?

(付記:「事務職員」っていうワードでの検索も、案外ダイレクトに募集ページにひっかかりますよ。)


ポイントは、一時期だけ見るのではなく、通年でしっかりと見ておくこと。
特に次年度の募集が始まる7月~11月ぐらいは毎週欠かさず確認される
ことをオススメします。

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ホームページ番外編

大学職員を中途採用で目指す方へ
番外編)採用情報/求める人材像
・求人活動の大元である採用ページには、
求人数○名
や、給与についてなどのほかに、

「こんな人材を求めています」

といった形でいろいろ書いてあることがありますよね。

これを読み解くと、
その大学に必要な人材像と
自分を合わせることができるかもしれませんよ。

おそらく、その大学での問題を解決するために必要な能力
だったり、知識だったりするのではないかなぁと推測したりします。

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ホームページのここを見る

大学職員を目指す皆さんは、受けようとする大学のホームページを一度はご覧に
なられていると思います。
大きな大学になればなるほど、コンテンツの量は半端じゃないですよね。
「どのページを見たらいいのか?」という疑問がわいてくるかと思います。
参考までに私が見ていたコンテンツを載せておきますね。
(参考になればよいですが)

大学の構成【学部・学科など】は既に見ていると
思いますので、それ以外の部分で挙げると…

1) 事業計画
 →今現在取り組んでいる概要などが載っています。
近い将来のビジョンものっているので
それに合わせた形で


「今の自分にやれること」

 や

「将来やりたい事」

を調整していくと、
相手の求める人材像に近くなるでしょう。

2) 学校広報誌(学内向け/卒業生向け)
ものすごくマイナーなコンテンツなので見逃しがちなのですが、
結構役に立つと思います。
 私は特に…
「学長や理事長などが語る将来展望」
に注目して読みました。

これまでになしえた事業について語る部分などは
特にしっかりよみました。
ここを見ることで、

今までの学校で行われてきたこと
(その中でも見て欲しいと学長クラスが思っていること)

 や、
 これからの学校の将来展望/課題、
(学校が考える課題)

などが分かったりします。

課題としてあがっていることの中には、
自分にもかかわりを持てることがあるのではないか、
と考えていくと、面接などでも役に立ちそうでないですか?

学校によっては、プレスリリースされてないような
新学部増設への動きなども見えてきますよ。


その大学の将来ビジョンなどを押さえたほうが
うまく進むのではないでしょうか

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