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大学職員に転職するためのアドバイス

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(5)専門学校での仕事

専門学校へ転職する際は、
「前職で培った営業のノウハウを生かしたい」
「人の成長にかかわりたい」

的なことを言って、採用されました。対人折衝能力や、
プレゼン能力は、どちらかというと自信があったので、
そういった部分を生かして、仕事が出来れば、と考えて
いました。

その関係もあって、専門学校の9年間は、ずっと学生募集関連の部署
で仕事をさせてもらいました。

上長が異動したことや、その他もろもろの条件が重なり、
実質3年目からはリーダーの真似事的な役回りで、
仕事をさせてもらいました。

おかげで、履歴書に残すのには仰々しい肩書きなどなどを残すことが
出来ました。

当初、そうした立場に立ったときが、
正に専門学校全盛期(今から思えば)を迎えていたときで、
正直、「何をやっても、誰がやっても集まる」
時期であったと思います。

多くの利益追求型専門学校は、拡大路線を敷き、多地域・多業種への
専門職業人養成をはじめました。
(結果、専門学校内でのパイの食いあいにもつながりました。)

他方、高等学校にも、実績が求められる時代がはじまりつつあり、
分かりやすい実績として「大学」に何人入れたか、が問われるように
なりました。

レベルの高い大学はそれなりの実績を求められるのはもちろんのこと、
底辺校においても、「大学」への進学数がほしいあまり、
これまでなら専門学校に来ていた層が、大学へ行くようになって行ったのです。

そして、大学側も少子化対策として、資格の取れる学部・学科新設を
おこなうところが多くなり、その結果、資格取得が売りだった専門学校
に、暗雲が立ち込めてきた、と、私は感じました。

結果、脚光を浴びた即戦力を養成するという「専門学校」は、そのアドバンテージを
失いました。
シニアやダブルスクールなどに活路を見出そうとしましたが
成功したのは、もともとスクール的な運営をしていたグループぐらいで
残りは今も徐々に縮小傾向にあります。

専門学校グループの一部(いくつか)には、株式会社的な数字管理で募集活動を
行っているところもあります。私のところもそうでした。

その割には、この先、どのくらい昇給するのか、とか、ボーナスはいくら
もらえるのか、とか、あいまいでした。就業規則、というものを見たことが
ありませんでした。退職するまで退職金規定があることすら知りませんでした。

さまざまな官庁の監査も、綱渡りですり抜けていきました。

まぁそんなこんなで、集まらない環境が整ってきたわけですが、
目標数字は、環境には左右されず、昨対でどうだ、何パーセントアップできた、
と上昇志向の話を幹部はしてきます。

泣き言は言ってられない、とにかく集めないと、いかん、ということで
土日かまわず、オープンキャンパスをおこない、結構頑張りました。

長くなったので、また書きます。

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